2020年2月21日金曜日

沖縄言葉と芭蕉布の説明

📌すみだ音楽祭2020・アンコール曲「芭蕉布」の歌詞に出てくる沖縄特有の言葉と芭蕉布について簡単に説明します。

「我した島」…私たちの故郷。
「かたほとり」…片隅、片田舎。
「首里天じゃなし」…「首里天加那志」と表記し、琉球国王の事で「加那志」は敬称。
「唐ヲゥーつむぎ」…「唐ヲゥ」は苧麻(ちょま)と言う植物繊維で作った糸で、苧麻はからむしの別名。つまり中国から渡った芭蕉の糸で織った布の事を指す。
「浅地紺地」…藍染の染色濃度を表す表現。昔から藍の色は濃いほど美しいとされ、浅地は情けの薄さや未熟さの意味。男女の愛の形容を表す言葉。

「芭蕉布」…沖縄や奄美特産の薄くて軽く張りのある布。約600年前の琉球王国時代から栽培された糸芭蕉(バナナの一種)の茎の繊維を割いて糸にし織ったもの。沖縄大宜味村の喜如嘉で今も栽培され製作されている。

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